vim tips その1

みなさんvim使いこなしていますでしょうか?
私はメインのエディタとしてはコーディング用にもプレーンテキスト編集用にもsublimeエディタを使用しております。
sublime自体、初めから非常に使用しやすく設計されているためあまりカスタマイズしなくてもそこそこ使えますし、そもそも複雑なコマンドなどを覚えなくてもGUIベースで使用できるので学習コストが非常に低いので取っ付き易い。
マルチカーソル機能などもあり、一気に編集できるので非常に重宝しています。非常にいいエディタですね。

ただ当たり前なんですがGUIベースなので少々マウスなどのポインティングデバイスに手を伸ばす必要があり、より高速にタイピングをするという意味でvimなどのテキストベースのエディタがかなりよいです。

今回は実践で使えそうなトピックとしてvimの便利なtipsを紹介していきます。

さっそくですが、基礎的な部分を今回は紹介します。

ノーマルモード、挿入モード、置換モードを理解する

vimは起動した時点でノーマルモードで起動し、実際にテキスト編集を行うときには挿入モードや、置換モードに変更してからテキストを入力する必要があります。
便利なショートカットなど踏まえて紹介します。

挿入モードへ変更する

基本としてiキーをタイプすることで挿入モードに遷移することができます。
その他にもvimはいくつかのキーで挿入モードに遷移することができ、これらを使いこなすことで入力スピードを格段に向上することができます。

行の末尾・先頭のテキストを変更したい場合

Aキーをタイプすることでカーソルを行の末尾に遷移しつつ、かつ挿入モードに遷移することができます。
カーソルを一番最後まで移動してからiキーをタイプするよりもだいぶ高速に入力することが可能になります。

またaキーをタイプすることでも現在のカーソルがある位置から一つ後ろにカーソルをずらしつつ挿入モードに遷移することができます。
これを行の末尾にカーソルを移動できる$キーや、行の先頭にカーソルを移動できる0キーと組み合わせることで行の末尾や先頭のテキスト編集を高速に行えます。

挿入モードからノーマルモードへ戻る

基本としてEscキーをタイプすることで挿入モードからノーマルモードへ戻ることが可能です。
ただ現在のキーボードはたいていEscキーは左上に存在していると思いますので、何気にタイプするのが辛い位置にあります。
そのため早く入力を可能にするためにCtrl-[キーを使用することをおすすめします。これもEscキーと同様に挿入モードからノーマルモードへ戻ることができます。
こちらのほうがホームポジションから手をずらすことなくタイプ可能なため、癖をつけておくと良いです。

置換モードで変更する

挿入モードとは別に、既存の文字を上書きしていくような入力モードが存在し、これを置換モードと呼びます。
このモードを使用するにはRキーをタイプします。ノーマルモードに遷移するには、挿入モードからノーマルモードへ戻る手順と同じように、EscキーやCtrl-[をタイプすることで可能です。

ノーマル挿入モードを利用する

実際にテキストを編集する際にはノーマルモードと挿入モードを頻繁に往復する必要があり、このモードチェンジが煩わしく感じることも少なく無いと思います。
こういう時に利用できるのがノーマル挿入モードとなります。
このモードは挿入モードにあるときに、一時的にノーマルモードのコマンドを一つだけ受け付け、その後すぐにまた挿入モードに戻ります。
挿入モードにあるときにCtrl-oキーをタイプすることで、一時的にノーマルモードでのコマンドを受け付けられるような状態になります。
この時受け付けられるコマンドは一つだけで、入力するとまたすぐに挿入モードに戻りますが、非常に重宝するコマンドです。

以上簡単ですが使えそうなtipsをかいつまんで紹介しました。
とくに最後のノーマル挿入モードに関しては、非常に便利で学習するべきなのに、ちょっとvimを触ったことのあるレベルの人くらいでも知らない人も多いのではないかと思います。

またvim tips継続的に紹介していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください